お世話になった方々にお歳暮を贈りたいものの、お歳暮を贈るマナーや、どのくらいの予算をかけたらいいのかについて分からない人も多いと思います。それぞれについて説明しましょう。
お歳暮の読み方や意味は?
お歳暮の読み方は「おせいぼ」です。歳暮とは年(歳)の暮れを意味し、歳末や年末の同義語です。歳暮は短歌や俳句で使われる12月の季語でもあります。日本では昔から年末の時期に歳暮周りという、お世話になった方々を訪問する習わしがありました。
お歳暮の読み方は「おせいぼ」です。歳暮とは年(歳)の暮れを意味し、歳末や年末の同義語です。歳暮は短歌や俳句で使われる12月の季語でもあります。日本では昔から年末の時期に歳暮周りという、お世話になった方々を訪問する習わしがありました。
お歳暮を贈る時期
お歳暮はいつ頃に贈ればよいのでしょうか。一般的には12月上旬から20日頃まで、遅くともクリスマスまでには相手に届くようにするべきです。25日を過ぎるとお正月シーズンに入ってしまうため、クリスマスが限度だと覚えておきましょう。
なお生鮮食品を贈る場合は、相手が旅行で不在の時期に届かないように、それとなく確認しておきます。お正月料理に使えそうな食料品であれば、20日過ぎに届くようにすると喜ばれるでしょうね。
お歳暮は誰に贈るべき?
お歳暮は誰に贈るべきなのでしょうか。結論から言うと誰でも構いません。感謝の気持ちを伝えたい人であれば、両親でも友人でも仕事付き合いの人でも、誰に贈っても良いのです。ただし最近はコンプライアンスの観点から、仕事の取引先からは金品は受け取らないという規定がある企業が多くなっています。
お歳暮は誰に贈るべきなのでしょうか。結論から言うと誰でも構いません。感謝の気持ちを伝えたい人であれば、両親でも友人でも仕事付き合いの人でも、誰に贈っても良いのです。ただし最近はコンプライアンスの観点から、仕事の取引先からは金品は受け取らないという規定がある企業が多くなっています。
一度限りのお歳暮は避ける
お歳暮は1回だけ贈ってもかまわないのでしょうか。答えは、1回だけでは失礼に当たります。お世話になったものの、今後付き合いは無さそうな人には年末の時期を外して御礼といった形で贈り物をしましょう。
またご年配の方で習い事の先生などは、弟子は師匠にお歳暮やお中元を贈るのは当然の事と考えている場合が多くあります。そういった世代の方とお付き合いがある場合は、毎年必ず贈るようにしましょう。
お歳暮とお中元の違い
日本の贈り物をする風習と言えば、お歳暮の他にお中元があります。その違いと両者の関係について見て行きましょう。
お中元は夏の挨拶
お中元はお世話になった方に夏に贈る贈り物です。中元とは中国の宗教である道教の風習で、旧暦の7月15日を意味します。中国ではこの日に先祖を供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)を行っていて、これが日本に伝わりお盆の起源となりました。
昔のお盆には贈り物を贈る風習がありましたが、それがお中元という形で残ったのです。現代ではお中元は7月初旬から8月中旬に贈るのが習わしとなっています。つまり夏に贈るのがお中元で、年末に贈るのがお歳暮ということです。
お歳暮とお中元はセット?
お歳暮を贈ったら、次の夏にはお中元も必ず贈らなければマナーに反するのでしょうか。答えは、別にそのような事はありません。経済的な理由でどちらか1つしか贈れないのであれば、1年の締めくくりとしてお歳暮だけを贈る方がよいでしょう。
とはいえ片方だけ受け取ると、もう片方は貰えないのかな?と相手が思うのは当然ですし、可能であればお歳暮とお中元の両方を贈るのがベストですね。
お歳暮やお中元の金額の相場
お歳暮やお中元にはどのくらいの金額のものを買えば良いのでしょうか。一般的には3,000円~5,000円が相場と言われています。またお中元よりも1年の締めくくりに贈るお歳暮に、よりお金をかける人が多いようですね。
中にはお歳暮で10,000円以上のものを贈る人もいるようですが、相手に気を遣わせることになりますし、また一度高額のものを贈ると翌年も同額のものを贈らないと失礼になるので、無理をしない範囲の金額で購入しましょう。
お歳暮を贈る時のマナー
お歳暮はネットで注文して相手の住所を入力して終わり、ではいけません。お歳暮を贈る時のマナーがあるので、それを守って贈りましょう。
自分でお歳暮を持参する場合
お歳暮を持参して贈り先の人の自宅にお伺いする場合は、相手の忙しい時間帯を避けましょう。また食事時も避けるべきで、午前なら10時台、午後なら14時台に伺うと良いでしょう。お歳暮の品は風呂敷で包むのがマナーです。
お歳暮を運送する場合
郵送や宅配便でお歳暮を贈る場合は、実物を送る前に「送り状」を郵送しましょう。内容は日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちと、お歳暮を贈ったことを書き記しておきます。ただし目上の人でなければ、送り状は省略する事もできます。
またお歳暮には紅白の蝶結びの水引きが付いている「のし紙」を掛けます。のし紙には「御歳暮」という文字と自分の名前を記載します。これはお歳暮を贈る業者が用意してくれるので、そちらを利用すると簡単ですね。
お歳暮をいただいた場合のマナー
ここまでお歳暮の贈り方について見てきましたが、逆にお歳暮をいただいた場合はどうすればよいのでしょうか。以下のように対処すれば問題ありません。
相手へのお礼を最優先に
お歳暮を頂いたら、できるだけ早くお礼の気持ちを伝えましょう。お礼を言うことで、相手もお歳暮が届いた確認になるので喜ばれます。お礼を伝える手段はお礼状が望ましいですが、親しい間柄であれば電話やメールだけでもかまいません。
お返しの必要は?
お歳暮を頂いたらお返しはするべきなのでしょうか。基本的にその必要はありません。お歳暮は相手に感謝の気持ちを伝えるものであって、プレゼント交換とは全く別物です。お礼状を送れば十分でしょう。
それでもなお返礼品を贈りたいのであれば、頂いたお歳暮の金額の、半額から同額までの品物を贈りましょう。頂いた物より高価な物を贈ることは、今後は贈り物をしなくて結構ですという意味に取られかねないので注意しましょう。
お返しを贈る時期は?
お歳暮のお返しをする場合、その時期はいつが良いのでしょうか。お返しが年内に間に合う場合は、こちらからもお歳暮として贈りましょう。年内に届けるのが難しい場合は、年明けから松の内(1月7日)までの間に御年賀として贈ります。
松の内にも間に合わない場合は、立春(2月4日)までの間に寒中見舞いとして贈りましょう。なお松の内は地方によっては1月15日になるので注意してください。
ランキング常連!お歳暮に人気のギフト
お歳暮のマナーについてはわかりましたが、それでは具体的にどのような物を贈れば相手に喜ばれるのでしょうか。ここでランキング上位の人気商品をご紹介しましょう。
定番人気はビールなどの酒類
お歳暮の定番と言えば酒類です。ビールや日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーなど、お酒好きの人に贈れば間違いなく喜ばれます。最近の人気は「飲み比べセット」です。これは様々な種類のお酒が入っているので、相手の好きな銘柄が分からなくても問題が無いのでおすすめです。
ただしお酒を飲まない人に酒類のお歳暮を贈ってはいけません。相手がお酒を飲める人であるとわかっている場合に酒類を贈りましょう。
年の暮れにぴったりのグルメギフト
グルメ、食べ物には外れがありません。どなたにでも喜んでもらえることでしょう。年の暮れは家族で過ごす家庭が多くなるので、皆で楽しめるステーキやしゃぶしゃぶ用の牛肉や、カニなどの高級食材が大変喜ばれます。お米やハムといった保存が効くものも助かるでしょう。
ただし贈り先の家族に食べ物アレルギーの人が居るかどうかには注意しましょう。例えばカニアレルギーの人にカニを贈ってはいけません。食べ物を贈る場合は、相手の家族にアレルギーの人がいないかどうかを確認した方がよいでしょう。
団らんを盛り上げる洋菓子やフルーツ
甘い物はご贈答の定番ですね。洋菓子やフルーツは幅広い世代に喜ばれるので、何を買ったらよいか分からない人におすすめです。お歳暮には冷凍で日持ちするケーキやプリンなどの洋菓子や、常温で保存できるクッキーなどの焼き菓子が向いていますね。
ソフトドリンクも安定の人気
ソフトドリンクはお酒と違い、子供から大人まで誰でも楽しむことができるのでおすすめです。ご年配の方や健康志向の人にはジュースではなく、お茶や体に良い野菜ジュースのセットを選ぶと良いでしょう。
カタログギフトなら選ぶ楽しみも
最近のお歳暮は実物を贈るのではなく、カタログギフトを贈る人が増えています。受け取った人は冊子を読んで、好きな物を選ぶことができます。相手にとって不要な物を贈るリスクがなく、貰った人は欲しい物を貰えて間違いなく喜ばれることでしょう。
ただし年配の方は、お歳暮とは相手の欲しい物を考えて選ぶものだという、昔ながらの考えを持っているかもしれません。カタログギフトを贈る相手は、比較的若い世代の人にした方がよいかもしれませんね。
お歳暮は一年の大事な締めくくり
お歳暮のマナーやお中元との違いについてお分かり頂けましたでしょうか。お歳暮は1年のしめくくりに感謝の気持ちを表すもので、お中元より重視されることが多くなります。お歳暮の意味をよく理解して、お世話になった人に喜ばれる物を贈りましょう。
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